5月9日10日で総務常任委員会の視察に参加しました。
1日目は三重県津市の「消防通信司令業務の共同運用に向けて」を視察。消防の広域化に向けてこれまでの経緯と共同運用における効果などの説明の後、現行の通信司令室での運用について見学をさせていただきました。
津市は隣接する鈴鹿市、亀山市との共同運用を2026年度(令和8年度)からスタートするとしており、昨年の10月に法定協議会が設置され、三郷市を含む第6ブロックの司令業務共同運用とほぼ同じスケジュールで準備が進められるということでした。
2日目は岡崎市の自主防災活動支援事業と災害現場映像通報システムの視察となりました。
岡崎市は町会の加入率がなんと約90%なんだそうです。自主防災組織も防災に対する意識の濃淡はあっても自主防災組織への加入は課題となっていないとのこと。羨ましい限りです。
要配慮者の個別避難計画も既存の組織(地域包括支援センター)の関係者が協力して実施しているということでした。避難情報の入手方法が多岐にわたり、おかざき防災緊急メール「防災くん」をはじめ「おかざき防災ポータル」「緊急速報メール」「岡崎LINE公式アカウント」「Twitter岡崎市広報」「災害用テレフオンサービス」「ケーブルテレビ岡崎」「FM岡崎」「浸水警報装置」も市内各所に設置されています。
岡崎市の映像通報システムは、現場から携帯を利用して映像を司令センターに送ることができるため、通称者からの情報と合わせてリアルに現場の様子が把握できる点で、優れていると思いました。プライバシー等の問題に配慮して緊急対応できれば、事故後の回復も早く、軽傷で済むようなケースもあるだろうと思いました。
最後に徳川家康の像が駅前広場に設置されており、多くの方々からの寄付(約1億円)でできたとのことでした。