工藤ちか子の blog

看護師として働いた25年の経験を生かして誰もが自分らしく暮らせる社会を目指します。

介護保険事業所を見学させていただきました。

新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中、各事業所の運営がますます厳しくなっていると報道されております。こうした中、3月にNHKが市内の療養者(要介護4)の夫がコロナに感染したことで介護サービスがまったく利用できなくなり、介護が困難になったケースをテレビ報道しました。これを受けて議員団は市内事業所(報道のケースとは全く関係ありません)の状況を視察いたしました。

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事業所の担当者と懇談

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事業所に支給された手袋2種

①恒常的に介護従事者が不足している上に陽性者が出れば他の職員に負担が増えるため連日緊張感が迫られる。

②利用者の方の利用控や一部のサービスを休止せざるを得ないので、経営が困難になっている。

認知症の方が多いため感染対策にも限界がある。しかも在宅療養が基本なので、施設のように準隔離・保護のような対策が取れないためリスクが高まる。

④これまでの国・県などによる支援がまだ不十分、衛生材料など大変助かるが、手袋などは使いかっての良いビニール製の手袋ではないとケアが困難です。

⑤施設を利用する方は事業所の他に介護サービスを利用しており、感染の拡大に伴う情報提供が不十分だと、適切な対応ができないことがある。どこの事業所でどのくらいの陽性者が発生しているのか?など情報提供してほしい。

特別養護老人ホームと同等に小規模多機能方などの地域密着型施設も定期的なPCR検査を実施していただきたい。

など事業所運営の困難さなど多くの課題を伺うことができました。少しでも改善できるために要望していきたいと思います。